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「防災グッズ」で検索すると、ライトやラジオ、簡易トイレ、救急セットまで無数の商品が出てきて、結局どれをカートに入れればいいのか分からなくなりますよね。イザトキ編集部では、ポータブル電源と非常食を除いた「電源・食料以外の基本グッズ」を7点に絞り、メーカーの公表情報をもとに比較検証しました。全部を一度にそろえる必要はありません。まずは自分の暮らしに合う1〜2点から見ていきましょう。
なお、ポータブル電源や非常食は対象領域が広いため別記事で扱っています。ポータブル電源の比較はこちら、非常食の比較はこちらもあわせてご覧ください。
防災グッズ選びで見るべき3つの基準
種類が多いジャンルだからこそ、比較の物差しを先に決めておくと選びやすくなります。今回は次の3つを基準にしました。
①携行性|持ち出すときに苦にならない重さ・サイズか
避難所や車中泊への持ち出しを考えると、片手でつかめる重さとサイズかどうかは無視できません。防災リュックに入れたまま存在を忘れてしまうような大きさだと、いざというとき活躍しにくくなります。
②多用途性|停電時だけでなく普段の生活でも使えるか
災害時専用として押し入れにしまい込むより、キャンプや車移動、ちょっとした外出でも使えるもののほうが、日常のなかで存在を思い出しやすくなります。ローリングストック的な発想は、電源や食料に限らずグッズ選びにも応用できる考え方です。
③保管のしやすさ|収納の負担にならず、見直しを続けられるか
玄関収納や棚のスペースを圧迫しない大きさか、電池切れや使用期限をチェックしやすいかも重要な基準です。どれだけ高機能でも、しまい込んで存在を忘れてしまっては備えになりません。
7点すべてを一度に買いそろえる必要はありません。まずは携行性が高いものから1〜2点を生活動線の近くに置き、慣れてきたら少しずつ数を増やしていくくらいのペースで十分です。
【比較表】電源・食料以外の基本防災グッズ7選
先に紹介する7点の全体像を一覧にしました。3つの基準それぞれで特に優れている項目に印を付けています。
| 商品名 | ジャンル | 携行性 | 多用途性 | 保管のしやすさ |
|---|---|---|---|---|
| パナソニック 手回し充電ラジオ RF-TJ10 | ラジオ・情報収集 | 約288gと軽量 | ラジオ+ライト+サイレンを兼用 | 乾電池と一緒に収納しやすい |
| パナソニック 電池がどれでもライト BF-BM10 | 照明 | 片手で持てるサイズ | 懐中電灯・ランタンの両方で使える | 手持ちの乾電池を使い回せる |
| Anker Prime Power Bank(27,650mAh) | モバイルバッテリー | 大容量ゆえやや重め | スマホからノートPCまで給電対応 | 専用ポーチがあると管理しやすい |
| サンコー 非常用簡易トイレ R-56 | 簡易トイレ | 本体はコンパクト | トイレ用途に特化 | 洗って繰り返し使える本体で場所を取りにくい |
| トモナリ 応急手当用品8点セット | 救急セット | 軽量でケース入り | 擦り傷から捻挫の応急処置まで対応 | 1ケースにまとまり管理しやすい |
| 小久保工業所 緊急簡易ブランケット | 防寒・保温 | 薄く畳めてポケットにも収まる | 防寒にも日よけにも使える | コンパクトに折り畳んで収納できる |
| コダマ樹脂工業 折りたたみウォータータンク E・ボトル | 給水用品 | 空の状態なら折り畳んで軽い | 給水・保管専用 | 使用後は約1/5サイズまで畳んで収納できる |
※2026年7月時点・各社公式サイトおよびAmazon商品ページの公表情報をもとに編集部が比較検証。仕様や仕様変更の有無は、購入前に必ずAmazonの商品ページでご確認ください。
防災グッズおすすめ7選|特徴と向いてない人まで解説
ここからは1点ずつ、公表されているスペックと「どんな人に向いているか」「向いていないか」を見ていきます。当編集部が全商品を実際に使ったわけではなく、公式サイトや販売ページの公表情報を突き合わせた比較検証であることをあらかじめお断りしておきます。
①パナソニック 手回し充電ラジオ RF-TJ10|情報収集とライトを1台で
FM/AM 2バンド対応のラジオに、LEDライトとサイレン機能を搭載したモデルです。背面のハンドルを回すことで内蔵の充電池にため込み、スマートフォンの緊急充電にも使える設計になっています(USB出力にはケーブルを別途用意する必要があります)。乾電池(単4形×3本)でも動作するため、手回しが面倒なときは電池で使うことも可能です。本体重量は乾電池を含めて約288g、幅14cmほどとコンパクトで、停電時の情報収集用に鞄へ入れておきやすいサイズです。
停電時にまず情報源を確保したい人、電池切れが不安で手回しでも動く機器を求める人に向いています。一方、普段から音楽や番組をしっかりした音質で楽しみたい人には、スピーカーがモノラルで出力も控えめなため、専用のオーディオ機器のほうが満足度は高いはずです。
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②パナソニック 電池がどれでもライト BF-BM10|懐中電灯とランタンを1本で
単1形から単4形まで、家にある乾電池ならどれか1本で点灯する設計が最大の特徴です。対応する電池を使った場合の最大点灯時間は約97時間30分と公表されており、防滴・防水仕様のため、屋外や浴室での使用にも配慮されています。ヘッド部分を伸ばせばランタンのように周囲を照らし、縮めれば懐中電灯として手元を照らせる2WAYの形状です。
「どの規格の電池を買っておけばいいか分からない」という人や、懐中電灯とランタンを1本にまとめてリュックの容量を節約したい人に向いています。反対に、テント泊や停電時に部屋全体をしっかり明るくしたい人には、光量がやや控えめに感じられる可能性があるため、より大型のLEDランタンとの併用を検討したほうが安心です。
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③Anker Prime Power Bank(27,650mAh・250W)|複数台をまとめて給電
27,650mAhの大容量に加え、最大250W出力に対応したモデルです。Anker Japan公式によると、iPhone 15 Proであれば約5回分の充電が可能と公表されています。出力が高いため、スマートフォンだけでなくノートパソコンの充電にも対応できる点が特徴で、複数のポートを使えば家族の端末をまとめて給電することもできます。
停電が長引いたときに複数人分の端末をまかないたい人、ノートPCも一緒に充電したい人に向いています。一方、大容量ゆえに本体はそれなりの重さになるため、リュック1つで身軽に避難したい人には、もう少し小型で軽いモデルのほうが持ち運びやすいかもしれません。
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④サンコー 非常用簡易トイレ R-56|洗って繰り返し使える本体
日本製の簡易トイレで、本体は洗って繰り返し使える設計になっています。排泄処理袋と凝固剤が10回分付属しており、耐荷重は約150kgと公表されています。使い切りタイプではなく本体を長く使い続けられるため、防災リュックに1台入れておけば消耗品だけを買い足していく運用がしやすいのが特徴です。
断水時にまず1台用意しておきたい人、コンパクトに収納できる簡易トイレを探している人に向いています。ただし、家族の人数が多く長期の断水を想定する場合は、付属の凝固剤10回分だけでは足りなくなるため、別売りの凝固剤・処理袋をあわせて備蓄しておく前提で考える必要があります。
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⑤トモナリ 応急手当用品8点セット|擦り傷から捻挫まで対応する構成
カットガーゼ・消毒液・サージカルテープ・絆創膏8枚・ステンレスはさみ・三角巾・伸縮包帯・使い捨て手袋の8点がまとまったセットです。日本製で医薬部外品として販売されており、ちょっとした切り傷から捻挫の応急固定まで、幅広い場面を想定した構成になっています。
とりあえず1つ用意しておけば安心な応急手当セットを探している人、内容を細かく選ぶのが面倒な人に向いています。一方、持病があって常備薬や特定の医療用品が必要な人は、このセットだけでは対応しきれないため、自分の薬や処方品を別途追加しておく前提で備える必要があります。
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⑥小久保工業所 緊急簡易ブランケット|薄くて軽い防寒・遮熱シート
アルミ蒸着ポリエステルのPETフィルム素材でできた簡易ブランケットです。防風・防水・保温の機能を備えており、寒さをしのぐ毛布代わりとしてだけでなく、日差しを遮るシートとしても使えます。薄く小さく折り畳めるため、防災リュックのすき間やポケットにもそのまま収まります。
とにかく軽く・薄く1枚常備しておきたい人、車のダッシュボードやカバンに入れっぱなしにしておきたい人に向いています。反対に、繰り返し洗濯して長く使う普段使いの防寒具を求めている人には、素材が薄手で使い捨てに近いため、別に厚手のブランケットも用意しておいたほうが安心です。
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⑦コダマ樹脂工業 折りたたみウォータータンク E・ボトル|使わないときは1/5に畳める
ポリエチレン製の折りたたみ式ウォータータンクです。給水口が広めに作られており水を入れやすく、使用後は空にして約1/5のサイズまで折り畳めるため、常時の収納スペースを圧迫しにくいのが特徴です。断水時の給水拠点で水を受け取る際や、車に積んでおく予備タンクとして使えます。
普段は収納にかさばらない給水用品を用意しておきたい人に向いています。一方、家族が多く一度にまとまった量の水を確保したい人は、1個だけでは心もとないため、複数個の用意や大容量タイプとの併用を検討したほうがよいでしょう。
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用途別|今日から揃えるならこの組み合わせ
7点を全部そろえるのが理想ですが、優先順位に迷う場合は、次のような過ごし方のタイプ別に考えると選びやすくなります。
- 在宅避難がメインになりそうな人は、情報収集用のラジオと照明、断水時のトイレを最優先に
- 車中泊や避難所への持ち出しを想定する人は、軽量な防寒具と給電まわりを軽いポーチにまとめておく
- 家族の人数が多い・在宅時間が長い人は、消耗品(凝固剤・救急用品)を多めに備蓄する
- 子どもや高齢者と同居している人は、応急手当セットの中身を家族の人数分で見直す
在宅避難がメインの人には、パナソニック BF-BM10とRF-TJ10、サンコーR-56の組み合わせが軸になります。停電と断水という在宅避難で起こりやすい2つの困りごとに、照明・情報・トイレの3点で対応できる構成です。
車中泊や避難所への持ち出しを想定する人には、小久保工業所の緊急簡易ブランケットとトモナリの応急手当用品8点セットを、軽量なポーチにまとめておくのが現実的です。ポータブル電源のおすすめ比較と組み合わせれば、車内でも電源を確保しやすくなります。
家族の人数が多く在宅時間が長い人には、コダマ樹脂工業のE・ボトルを複数個と、Anker Prime Power Bankのような大容量モバイルバッテリーの組み合わせがおすすめです。人数分の水と、複数端末の給電を同時にまかなえます。
防災グッズのよくある質問
まとめ|電源・食料以外は「基本の7点」から少しずつ
防災グッズは種類が多く、つい一気にそろえようとして疲れてしまいがちなジャンルです。今回紹介したラジオ・ライト・モバイルバッテリー・簡易トイレ・救急セット・防寒ブランケット・給水タンクの7点は、携行性・多用途性・保管のしやすさという3つの基準で見ても、暮らしに取り入れやすいものを選んでいます。まずは自分の過ごし方に合いそうな1〜2点から手を伸ばしてみてください。
本記事は、パナソニック、Anker Japan、サンコー、トモナリ衛生材料、小久保工業所、コダマ樹脂工業各社の公式サイトおよびAmazon商品ページの公表情報(2026年7月時点)をもとに比較検証しています。ポータブル電源や非常食もあわせて見直したい方は、ポータブル電源のおすすめ比較・非常食のおすすめ比較もご覧ください。
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